グレーゾーンの子どものための学習支援教室 学びのいろは

通常のクラスでうまく適応できない発達障がい、軽度知的障がい、不登校の小中学生を対象とした学習塾 : 浜松

先生が足りない

手元に期限の切れた教員免許があります。
でもこれ、自動的に有効になるようです。
教師を辞めた10年ほど前、不祥事対策として更新制度が導入
その時よりも不祥事増えているように思うのですが更新制度は廃止。
理由は、急速に先生が足りなくなっているからなんですが、
 それで大丈夫なんでしょうか?
もともと学校の先生の人数は生徒数に応じて
きっちり国が計算して正教員の数を指定し
お金も国から出していました。
でもある時から、三位一体改革といって
国の権限や財源を地方に分配していきました。
その時に正教員の数は弾力化され、
予算は割り振られました。
それで非正規の先生を増やして
余ったお金は教育ではないかもしれないものにも
使われるようになりました。
先生不足は主に、非正規の先生で、
人手の数が必要な発達障害や軽度知的障害などが通う
情緒学級や知的学級などの特別支援学級
を受け持つ割合が高くなっています。
非正規は1年契約で、複数同じ学校で勤務
できる場合もありますが、個人としての
指導経験は積みあがらないうえに、その先生
の子どもの所見は正教員よりも低くみられるので
共有もされない。
表向き特別支援学級は専門性の高い先生が
見ていることになっているが、その内実は
非正規教員が多くなり、継続性の乏しい
生徒指導、学級運営となり、正直、荒れています。
正教員自体が、受け持ちを拒否する人が
相当数います。受け持ち拒否がまかり通り
ということ自体がありえないのですが、
教員評価制度というのがこのころから
導入されたことも大きく影響しているように
思います。
さらに部活動や生徒指導といった体育会的な
教育は古いものとして一掃される方向に
舵が切られ、内部通報などでこういった
人たちは追いやられてしまいました。
部活動は地域に移行することになったので
彼らの世話になる必要もこれでなくなった
のかもしれません。
私には公教育が音を立てて崩れ落ちている
ように見えます。