グレーゾーンの子どものための学習支援教室 学びのいろは

通常のクラスでうまく適応できない発達障がい、軽度知的障がい、不登校の小中学生を対象とした学習塾 : 浜松

配慮依頼文章の配布

軽度知的障害や発達障害などの子どもの教育に
携わっている身でありながら、勉強不足で知りませんでした。
「配慮依頼文章の配布」という言葉。
これは大学が行っている障害への合理的配慮の項目の一つです。
学校側が各先生に文章で配慮学生の特性と授業での配慮をお願いする文章です。
 小中学校では(少なくとも浜松市においては)こういうものは
存在しないと思います。
特に中学校の場合、担当する先生が教科によって異なるため
支援が必要な生徒への配慮すべきポイントを各教科の先生に
伝達することは「できない」という返答が何度もかえって
きています。
例えば、全体に対しての指示が聞き取りにくいという
特性を持った子供がいます。それぞれの教科の中で、
全体に指示した後に、個別に一言言ってもらうことや行動し
はじめているかの確認をしてほしいと
心理士、カウンセラー、支援者と学年主任、担任を交えた
支援会議で「できません」と言われました。
「できない」という背景には、実行するかどうかは各先生の
指導にゆだねられているので、管理者としてそこまで保証
できないということなのだと思います。
でも大学のように文章で各先生に配布することで最低限
共通認識はなされますし、配慮事項を実施に移さなかった
先生は、先生側として何かしら説明責任が伴うと思います。
私も元教師だったので先生は文書ではなく、口頭で意思疎通
することがベースになって言うということは理解しています
が、自分たちの理解できない内容や価値観は異なっても
共通して当たらなければならないことに対して管理職側から
文章で各先生に依頼するということは積極的に行っても
いいことではないかと思います。
先生たちから反発が出るのかもしれませんが、大学はもう
ほぼすべての学校でそれが導入されており、また合理的配慮
支援事項の一番多いものに挙げられているようですので
早く取り入れてもらいたいと切に願います。
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