グレーゾーンの子どものための学習支援教室 学びのいろは

通常のクラスでうまく適応できない発達障がい、軽度知的障がい、不登校の小中学生を対象とした学習塾 : 浜松

支援級から通常級へ異動したい

中学進学を機に、知的クラスから通常クラスへ希望してる6年生。
学校の先生から
「夏休み中に5、6年の内容を全部学習しておいてください」
中学受験に強い某S塾では、受講者全員に向けて
「夏休み中に3,4年の内容をしっかり復習してください」
 先生が無知なのか、嫌がらせなのか、
異動を希望すると、こういうことが起こることがあります。
こういうこととは、通常クラスの子どもでも半分以上の子が
できないようなことでも、それができないと通常級では無理だと
決めつけて態度が豹変してしまう先生のことです。
発達のクラスの先生も色々な方がいらっしゃいますが、
保護者も子どもも信頼を寄せていた先生にも豹変した
態度をとられる先生がけっこういます。
私たちは毎年のことなので「またか」と思って受け流す
のですが、秋に異動の判定が控えていることから、
そういわれた親は必死で勉強させようとしています。
そうなると逆効果になる場合もあるので、学校の先生
の一言がどういう影響を与えるのかというのはもっと
自覚してもらいたいと思っています。
むしろ、やっぱりできません、通常級を諦めます、
というのがそもそもの狙いなのでしょうか?
急がば回れ、ではありませんが、中学校の学習につながる
基礎となる内容をその子の特性やレベルに合わせて
取り組ませないといけません。
話しが少しそれますが
昨日たまたま、昔、私が高校教師だった時の先輩の先生と
もう2人の先生が、近くに行くからちょっと顔出すよ、
といってうちの塾の授業を見に来られました。
ちょうど中1生が3人いて、その3人が3人とも
小学校までは発達級、1人が情緒、2人が知的クラスから
中学校に進学するタイミングで通常級に異動した子でした。
それぞれ1学期の成績は
英語は全員が「3」数学は知的の2人が「3」でした。
合理的配慮はない状態。塾にも3人とも自分でバスや
電車を使って自力で通塾しているという話を、私も
授業中だったので手短かに伝えました。
先生たちは何か困惑したような表情をされて帰って
いかれました。その意味することは分かりませんが、
軽度知的障害の子どもをはじめて目の当たりにした
と思います。
先生方と話をしていても、私の声だけが響き渡り、
図書館のように静か。私が目を離していても
勉強を続けている様子は想像していた様子とは
かなり異なっていたのだと思います。
軽度知的障害の子どもも同じ人間です。
同級生に○○級の子、と呼ばれるのではなく、
友達として普通に名前で呼ばれたい。
なりたい自分像や成しとげたい夢を持つ
12,13歳の少年、少女です。